厳守事項
車両使用心得
① 社用車は、「動く看板」である事を十分理解し、常に清潔な状態を保ち、運転の際には、安全運転を心がける事。
② 車両使用時は、必ず乗車前点検を行い、運航点検記録簿への記入をする事。
記入後は、乗車時・返却時共に、管理者の検印を受ける事。
③ 社用車の鍵は、駐車場所ごとの所定の位置で保管する事。鍵は持ち帰らない事。また、通勤に用いた自家用車を、会社・駐車場・置場に駐車する際も、所定の位置に鍵を預ける事。
④ 乗車前点検の際に異常を発見した場合、速やかに管理者へ報告し、対策を仰ぐこと。
⑤ 業務中に車両の運転をする者は、前日に十分な睡眠を取り、運転に集中できる健康状態を保つ様心がける事。
⑥ 排ガス再生装置のチェックランプが点灯した際には、50㎞走行以内に、安全な場所で排ガス再生装置を作動させ、燃焼処理を行う事。
⑦ 排ガス再生装置の始動は、現場や住宅地など、他人の迷惑になる様な場所で行わない事。
⑧ 停車中のアイドリングは、排ガス再生装置始動時を除き、禁止とする。
⑨ 交通ルールを順守し、道路交通法に定められた安全装置(シートベルト等)を正しく使用する事。
⑩ 長尺物等の積載の際に、車両の前後に張り出す必要がある時には、前後共に車両全長の1割以内に留める事。
⑪ 車内・荷台共に、ゴミや吸い殻、私物を放置しない事。当日のゴミ・吸い殻は当日中に処分する事。 また、荷台への弁当クズや空き缶、吸い殻などの積載は、一時的であっても認めない。
⑫ 図面や案内図、指示書、明細書などの資料は、ダッシュボード上などの車外から見える場所に置かない事。(個人情報保護・守秘義務のため)
⑬ 翌日の前段取りを除き、車内・荷台共に、積置きはしない事。(レンタカーを返す要領)
⑭ 社用車を私用・通勤に使用する事は、原則認めない。やむを得ず使用しなければならない事態や、私用で一時的に使用したい場合は、会社に事前に相談の上、許可を得た場合にのみ認める。
⑮ ⑭での使用を認められた場合でも、一般車両保険付きの任意保険に一時加入するか、自家用車の保険に「他車運転特約」を付帯し、万が一の際にも自己で保証を受けられる体制を整える事。 また、私用・通勤時に使用した燃料費は、自己で負担する事。
⑯ 事故を起こしてしまった際には、規模や対物・対人等の事故内容に関わらず、速やかに会社に報告及び相談をする事。
⑰ 用途別車両(回送車・平ボディー等)や、従業員の不特定多数が使用する車両を使用した際には、燃料を満タンにしてから帰庫する事。スタンドの営業時間や休日などにより給油できない場合は、運行点検記録簿にて、その旨を報告・引継ぎする事。
道具・備品・材料・消耗品 使用心得
① 会社で所有する道具・備品、支給する材料・消耗品は、会社の一部であり、自らの腕と同じように、それがあるからこそ、仕事が成立する事を十分理解し、大切に使用する事。
② 道具・備品を持ち出す際には、持ち出し前点検を行い、各部に異常が無い事を確認した上、持ち出し表に記入をしてから持ち出す事。特に、ねじやボルトのゆるみ、燃料やオイルの量など、十分確認する事。
③ 材料・消耗品を持ち出す際には、古い物 及び 状態の悪い物、半端物から持ち出す事。 また、在庫管理表に記入をしてから持ち出す事。
④ 材料・消耗品は、都度必要な分だけ持ち出す事とし、必要以上に一度に持ち出さない事。(持ち溜めの禁止)
⑤ 一度持ち出した、材料・消耗品で、使用しなかった分については、速やかに所定の場所・所定の保管方法に復旧して返却し、在庫管理表にて入庫記入をする事。
⑥ 会社所有の電動工具等は、持ちっぱなしにせず、使用が終わったら、都度返却する事。
⑦ 道具・備品は、使用に際して汚れた場合は、都度清掃を行う事。 また、グリスアップなどのメンテナンスも必ず行う事。
⑧ 電動工具やエンジン工具などは、定められた許容範囲を超える負荷を与える作業を行わない事。
⑨ 道具・備品・材料・消耗品は、雨に濡れない様保管する事。雨天時の作業などや清掃などにより濡れてしまった場合は、水滴をふき取り、十分乾燥させてからしまう事。
⑩ 材料・消耗品は、節約(ロスの軽減)に努める事。
⑪ 工具に装着して使用する消耗品は、当該工具と共に管理し、紛失しない様に保管する事。 また、消耗品の劣化により、新品を装着・補完した際は、在庫管理表への記入及び各道具の消耗品一覧に使用開始日を記入する事。
⑫ 回転工具を使用する際には、巻き込まれない手袋を使用する事。ケブラー手袋が望ましい。 ※軍手は刃に絡まり巻き込まれる恐れがあるので、使用しない。
⑬ 刃、錐などの回転工具に装着して使用する消耗品は、定められた使用方法・用途を厳守して使用し、消耗品寿命を縮める様な使用方法をしない事。
⑭ 道具・備品の不調、材料・消耗品の不足に気が付いた際には、速やかに管理担当者に報告する事。
⑮ 会社所有・個人所有に関わらず、工具・電動工具・エンジン工具等を屋外に放置しない事。 使用しない際は、倉庫等に保管し、故障・盗難防止に努める事。
作業心得
① 準備から清掃まで、全ての工程が大切な仕事であることを理解し、現場の規模や内容、状況に関わらず、常に最善の作業を行い、より良いものが出来上がる様、向上心を持って取り組む事。
② 出勤時及び退勤時には、出勤表に時刻と現場名・使用車両を記入し、管理者に検印を受ける事。
③ 現場での作業は、原則すべての現場においてヘルメットの着用、各現場・作業に応じて安全靴や保護メガネなどの保護具を使用し、事故・ケガの無い様、安全作業に努める事。
④ 現場・置場・倉庫・建材屋等、各所での作業は、適した服装で行う事。置場や建材屋等での積み下ろしの際にも安全靴や手袋を使用し、事故・ケガの無い様努める事。
⑤ 作業指示及び施工図通りに施工する事を基本とするが、現場状況により、その通りに施工する事が不可能な場合は、当該現場の職長が、現場管理者に確認を仰ぎ、変更・追加等の許可を得る事。 元請け会社の管理者等に確認を取った場合は、会社の管理者にも変更・追加についての報告をする事。
⑥ 材料に不備、不良製品があった場合には、速やかに支給元の担当者に報告・確認をする事。
⑦ 喫煙は、現場ごとに定められた喫煙場所・喫煙方法がある場合には、それに従う事。 特に定められた場所や方法が無い場合には、周辺やまわりの人たちに迷惑にならない場所で、灰皿を設置して喫煙する事。 また、いかなる場合でも、「禁煙指定での現場での喫煙」「作業中の喫煙」「吸い殻のポイ捨て」「火の不始末」は厳禁とする。
⑧ 毎日の施工開始時、施工中の各工程、当日作業完了時には、設定した撮影ポイントから写真を撮影し、会社に報告する事。
⑨ 施工写真の撮影時には、左右どちらかの下部に撮影看板を設置し、周辺美化に注意を払って撮影する事。
⑩ 現場・置場・会社共に、節水・節電・防犯に努める事。
⑪ 当日の作業完了時には、現場の片付け・清掃を行う事。特にモルタル等を使用した場合には、建物や道路、車両などに跳ね汚れが無いか十分に確認・清掃を行う事。
⑫ 戸締りはしっかりと行う事。特にキーボックスが開いている状態でその場を離れる事は、番号を告知している事と同じであるため、必ず鍵を出したらキーボックスを締める事。 また、会社が設置したキーボックスは、締めた際に、必ずゾロ目(777や3333など)にそろえる事。※解読の対策
⑬ クレーム等があった場合には、速やかに現場管理者・会社に報告する事。
⑭ 現場でのトラブル等で、近隣や他の業者とケンカになってしまったら、その時点で負けです。 トラブルは、会社・元請け・営業・監督・職長・各職方協力して解決して行きましょう。 その為に、情報の共有、報告、連絡、相談を日頃から心がけましょう。
エンジン機器・重機使用心得
① エンジン機器・重機は、正しく安全に扱う事によって、膨大な力を発揮するが、一つ間違えると、事故や災害に直結するという事を、オペレーター・手元・回送員等、順次する者全てが理解し、正しく安全に、大切に使用する事。
② 重機作業時はもとより、旋回時・移動時には、十分周囲を確認し、必要に応じて声掛け・誘導を行いながら、旋回・移動をする事。
③ 車庫・置場等からエンジン機器・重機を持ち出す際には、各部の点検を行い、点検記録簿に記入を行ってから持ち出す事。
④ あらかじめ現場等に駐機してある重機を使用する際には、使用前に、各部の点検を行い、点検記録簿に記入を行ってから使用する事。
⑤ 重機の回送の際には、原則 回送用に指定された車両を用いて回送する事。
⑥ セル式のエンジン機器・重機はエンジン始動時に、5秒間の余熱を行ってからセルを回す事。 また、始動後は、1分程度の暖機運転を行う事。
⑦ 万が一重機の仕様に際して事故が発生してしまった場合には、規模や対物・対人等の事故内容に関わらず、速やかに会社に報告及び相談をする事。
⑧ グリスアップは、月に1回必ず行う事。作業時に違和感・異音等で不具合を感じたら、1か月以内でも、適宜行う事。
⑨ エンジン機器の使用後は、必ず粉塵や泥、汚れを落とし、清掃する事。
⑩ 重機の返却時は、現場から積み込む前に、バケット・キャタ・排土板・運転席等の泥落としをして返却する事。現場で行う事が難しい場合は、帰庫時に清掃する事。
⑪ 車庫・置場等に返却する際には、燃料を満タンにして返却する事。
⑫ 燃料は、指定された燃料を給油する事。 特に、混合燃料の機械は、混合比の合った燃料を給油する様注意する事。
⑬ 軽油の運搬は、ポリタンクに入れてキャップを密閉し、倒れない様固定して運搬する事。 また、ジャバラホースは給油時に使用するものとし、取り付けたままにしない事。
⑭ ガソリンの運搬は、携行缶に入れて、キャップ・通気弁を密閉し、缶が破損しない様に積み込み運搬する事。 また、給油時は、必ず通気弁から開栓する事。(発火防止の為)
⑮ 軽油・ガソリンの保管は、直射日光・高温になる場所を避けて保管する事。(爆発防止の為)
以上
